感情提示による周囲への影響

感情認識技術が向上しており,今後高い精度で人の感情をシステムが認識できることが期待できる.高い精度で行われた感情認識の結果をどのように扱っていくかを考えていく必要がある.例えば,個人の感情が周囲へと提示することが可能であるが,周囲の人の行動や感情に影響を与える可能性がある.例えば,集中している人が周囲にいれば自分も集中できる可能性があり,一方で,イライラしている人がいれば落ち着かない可能性がある.そのような影響がどのように起こりうるかについて,普及前に調査を行う.

Guillaume Lopez, Hiroko Tobase, and Naoya Isoyama: Influence of Hedonic State Visualization on Self and Surroundings, The 1st IEEE International Workshop on Emotion and Affective Computing Interfaces and Systems (EACIS), COMPSAC Adjunct 2018, pp. 606–610 (July 2018).

鳥羽瀬寛子, 磯山直也, ロペズ ギヨーム: 情動の可視化が自身と周囲へ与える影響 〜主観と生理指標による検証〜, 情報処理学会 第78回全国大会, pp. 4-197–198 (Mar. 2016).